<コロナと生きる@いばらき>猛暑の授業再開「水」で乗り切る つくばみらい市の小中に無料自販機

2020年8月25日 07時20分

順番に自販機のボタンを押してミネラルウオーターを受け取る児童たち=つくばみらい市加藤で

 新型コロナウイルスの影響で十六日間の短い夏休みが終わったつくばみらい市の市立小中学校に二十四日、ペットボトル入りのミネラルウオーターを無料で配る自動販売機が設置された。子どもたちは早速、自販機のボタンを押して取り出し口からペットボトルを次々と手に取った。
 市教育委員会によると、児童生徒たちは毎日、水筒を持参するが、昼ごろには飲みきってしまうという。連日の猛暑による熱中症対策に加え、水を補給する水飲み場が「三密」になったり、水道を触ったりして感染するのを防ぐ。
 市立小学校十校、中学校四校の計十四校に、飲料メーカーと市内業者が計二十台を設置。五百五十ミリリットル入りと、小ぶりな二百八十ミリリットル入りを選べるようにした。自販機には一度に五百二十本が入り、業者が各校を巡回してペットボトルを補給して、空の容器を回収する。
 つくばみらい市加藤の市立谷原小学校(川村勝司校長、児童数・七十九人)ではこの日、給食後にクラスの代表が校舎一階の自販機で、全員のペットボトルを取り出して教室まで持ち帰った。めいめい自分の水筒に補給した後、残った水をごくごくと飲み干した。
 四年の中村風花(ふうか)さん(9つ)は「冷たくておいしい!」と一声。「学校に自販機が来るなんてうれしい。夏休みが短くて、ちょっと寂しかったけど、また学校が楽しくなりそう」と笑顔だった。
 小田川浩市長は「コロナ禍で我慢を強いられている子どもたちを応援したい」と話していた。
 自販機は来月三十日まで設置する。期間中、ペットボトル計十三万七千八百本を配布する予定で、事業費は代金の約千五百十五万円。県内では日立市が、冷蔵庫で冷やしたペットボトルを児童生徒に配っている。(林容史)

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