棋聖戦の「駒」身近に 昨年6月、沼津の対局使用の駒を富士宮市役所で展示

2020年8月25日 07時36分

大沢さんが作り、昨夏の棋聖戦で使われた将棋の駒=富士宮市役所で

 富士宮市は、将棋の駒を作る市内在住の駒師大沢建夫さん(77)=雅号・富月=の作品で、昨夏の「ヒューリック杯棋聖戦」で使われた駒の展示を始めた。当面の間、展示予定で、ショーケース越しに眺められる。(佐野周平)
 約三十年前に駒作りを趣味で始め、独学で腕を磨いてきた。昨年六月に沼津市で開催された棋聖戦第三局をはじめ、自身の駒がタイトル戦でたびたび使われている。二十四日、取材に応じ「ずっと目標にしていたので、最初に使われた時は『ようやく駒師として認められたのかな』とうれしかった」と振り返った。

大沢建夫さん

 大沢さんが駒作りを教えるサークル「富士駒の会」の本部が市内にあり、市は、大沢さんら会員が作った駒をふるさと納税の返礼品として扱っている。二〇二二年度に市制八十周年を迎えることを記念し、大沢さんの協力も得ながら、市内でのタイトル戦開催も誘致している。
 大沢さんは「このような動きを、とてもうれしく感じている。多くの人が将棋の駒に興味を持つきっかけになれば」と喜ぶ。 

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