海水、砂浜にプラ片「いっぱい」 熱海サンビーチ 海のごみ問題勉強会

2020年8月25日 07時36分

砂浜の砂に含まれるプラスチックを観察する参加者ら=いずれも熱海市で

 砂浜に含まれるプラスチック片を観察するなどして、海のプラスチックごみ問題を考える体験型の勉強会が二十四日、熱海市内で行われた。船の管理・販売会社「熱海マリンサービス」(同市渚町)の社内組織で環境活動に取り組む「未来創造部」が実施。県内外の五人が参加し、身近な問題としての認識を深めた。(山中正義)
 同問題は、国内でも近年、プラスチックストローの使用を控えたり、レジ袋の有料化が始まったりと、関心が高まっている。
 この日、参加者は熱海サンビーチに出向き、岩場の吹きだまり、無作為に選んだ場所、一番きれいに見える場所の計三カ所から砂を採取。水を入れた透明な容器に順番に砂を流し込み、浮遊物や沈殿物を目視で観察した。
 実験は各自で行い、きれいと考えていた場所の砂から小さなプラスチック片が浮くなどして見つかると、参加者たちから「いっぱい出てきた」と驚きの声が上がった。
 同部の光村智弘代表は「きれいと思っている所でもプラスチックは出てくる。浮いていれば回収できるが、(海底に)沈んでしまうと取れない」と問題の深刻さを説明した。

糸川河口に網を設置し、光村代表(右)の説明を聴く参加者たち

 その後、参加者たちは作業船に乗り込み、市中心部を流れる糸川の河口に網を設置して海へ流れ込むごみを回収する作業も体験した。河口付近の海底も箱メガネや水中カメラを使って観察した。
 川崎市の会社員稲辺啓之さん(62)は「海のごみの多くは川から流れてくる。川でどう回収するかを考えないといけない。産・官・学でいろいろな人を巻き込んでいかないと」と話していた。光村代表は「これからも勉強会など活動を続け、みんなの意識を上げていきたい」と意気込んだ。

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