先人の知恵に感謝 太田で「焼き餅会」

2020年2月28日 02時00分

囲炉裏を囲み焼き餅をつくる参加者たち=太田市で

 太田市高林南町の高林神社で、地区の伝承行事「焼き餅会」が行われた。
 同地区には、天明三(一七八三)年の浅間山の大噴火などがもたらした大飢饉(ききん)で、住民がわずかに残った米や雑穀を丸めて焼き餅にして飢えをしのいだという言い伝えが残る。同会は焼き餅を再現し、先人の知恵や食べ物の大切さを振り返っている。
 かっぽう着姿の女性たちが神楽殿の囲炉裏(いろり)を囲み、高菜や大根葉が入った素朴な餅を炭火で焼き上げた。初参加の新井久美子さん(41)は「今は何でも手に入る時代。昔がしのばれる行事に参加できてよかった」と焼き餅をおいしそうに食べた。 (粕川康弘)

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