割安…でも人気は今ひとつ 桐生・黒保根の新築賃貸住宅

2020年2月23日 02時00分

利用が振るわない水沼定住促進住宅=桐生市黒保根町水沼で

 桐生市が、子育て世代支援のために建設した同市黒保根町水沼の「水沼定住促進住宅」の入居が進んでいない。過疎地にあるためか、昨年1月に新築の賃貸で募集を始めた全6戸のうち、4戸はまだ空き家だ。周辺は教育環境に恵まれた自然豊かな格安物件。市は入居条件を緩和して広くPRを進め、新規住民を募る。 (池田知之)
 住宅は市外から転入する子育て世代向けに、市営住宅の跡地に一億四千万円で建設し、昨年一月に募集を開始した。市中心部から車で三十分に立地し、六戸いずれも木造平屋の3LDKで八十五平方メートル。すべて洋間で、十八畳のリビング、六畳一間と四畳半二間のモダンな造り。二~三台分の駐車場を含め、家賃は月額三万四千円と安い。
 入居条件は、市外からの転入者で定住の意思があり、生計を維持する人が四十五歳以下の夫婦世帯で、世帯収入が月額十一万四千円以上などとしている。
 教育施設は、待機児童ゼロの黒保根保育園まで一・四キロ、黒保根小学校まで〇・四キロ、黒保根中学校まで一キロ。同小中は姉妹校の東京のインターナショナルスクールと交流しており、子どもは外国人講師から英会話を学べるなど、教育も充実している。
 自然豊かな渡良瀬川沿いの丘陵地にあり、二〇一八年九月の記者会見で、当時の亀山豊文市長は「黒保根ならではの良好な教育環境だ」と述べた。ただ、現在の入居は二戸にとどまり、単身での入居希望の問い合わせも市に寄せられているが、夫婦向けのため現状では応じていない。
 市は入居しやすくするため、一月に世帯収入の要件を緩和した。市黒保根支所地域振興整備課は「首都圏でのPRや、商工会議所などを通じて利用を呼びかけたい」と話している。
 問い合わせは市黒保根支所地域振興整備課建設係=電0277(96)2110=か、県住宅供給公社桐生支所=電0277(46)1111=へ。

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