映画「i新聞記者」 森監督が舞台挨拶 前橋で上映始まる

2020年2月24日 02時00分

映画について語る森監督=前橋市で

 本紙社会部の望月衣塑子記者を追ったドキュメンタリー映画「i新聞記者ドキュメント」(森達也監督)が二十二日から前橋市の前橋シネマハウスでの上映が始まった。上映後には森監督の舞台挨拶(あいさつ)が行われた。
 昨年公開された映画「新聞記者」の原案者としても知られる望月記者に森監督が約一年間密着した。官邸記者会見での望月記者と菅義偉官房長官とのやりとりを通し、日本の報道の現状や日本社会が抱える同調圧力の実態に迫った。
 望月記者について森監督は「決して完璧な記者ではないし、取材方法もベストではない部分もあるが、そうしたマイナスをカバーするプラス面がある。それが日本のメディアに欠けている部分だ」と語った。
 観客から望月記者に続く記者が出ないのはどうしてかと問われ、森監督は「応援する記者もいるが、官邸の記者会は政治部主導なので、大きな声で望月さんを支持する人、続く人が少ない現状は変わっていない」と指摘。「政治家の機嫌を損ねてはだめだという日本の政治ジャーナリズムを変えないといけない」と訴えた。
 上映は三月十三日まで。火曜日休館。上映時間の問い合わせなどは、前橋シネマハウス=電027(212)9127=へ。 (砂上麻子)

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