ウィスコンシン州が非常事態宣言 黒人男性銃撃事件でデモ過激化

2020年8月27日 05時55分

25日、米ウィスコンシン州ケノーシャで、黒人男性への銃撃に抗議し警官隊と対峙するデモ参加者ら=AP

 【ニューヨーク=杉藤貴浩】米中西部ウィスコンシン州ケノーシャで黒人男性ジェーコブ・ブレークさん(29)が白人警官に背後から銃撃された事件で、現地では一部の抗議デモ参加者が過激化し、エバーズ州知事は25日、非常事態を宣言した。ケノーシャ周辺では同日夜の外出禁止令も出された。
 米メディアによると、デモは事件翌日の24日夜も一部が暴徒化。建物の窓を割ったり、火を放ったりした。エバーズ知事は「公共インフラを守るためだ」として州兵の増強も指示した。
 一方、銃撃によるブレークさんの傷は脊髄や腹部などに及んでいたことが判明。ブレークさんの家族の弁護士は「再び歩くには奇跡が必要だ」と話した。ブレークさんの父は「発砲は無意味な殺人未遂だ」と警察を非難した。
 事件をきっかけとしたデモは、東部ニューヨーク市や首都ワシントンにも広がっている。

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