下仁田ネギの風味感じて 地元農家と食品メーカー開発 ハンバーグソースに

2020年2月20日 02時00分

下仁田ネギソースのハンバーグを試食する家族ら=下仁田町の道の駅しもにたで

 下仁田町産の下仁田ネギをソースに使ったハンバーグが商品化され、地元の「道の駅しもにた」で19日に一般向け試食会があった。同町の下仁田ネギ生産農家でつくる「下仁田葱(ネギ)の会」と大手食品メーカーが「伝統野菜の味を広く届け、地域の農業を盛り上げたい」と開発に取り組んだ。20日~3月10日の期間限定で道の駅しもにたなどで販売する。 (石井宏昌)
 伝統的な栽培法にこだわり、品質や品種を守る同会メンバーが育てた下仁田ネギを使い、ハンバーグやミートボールで知られる石井食品(千葉県船橋市)が商品化した。同社は地域農業の活性化を目指して各地の伝統食材を使った加工食品の開発に取り組んでいる。その一環で、下仁田町や葱の会に協力を求めた。
 下仁田ネギは白根が太く、熱を通すと甘くなり、とろりとした食感と特有の風味が特徴。全国的な知名度があり贈答品として需要が高い。だが根の太さが足りないなど贈答用の規格から外れると流通に乗りにくいことがネックになっていた。農家の高齢化や後継者不足の課題もあり、農家約七十戸が加盟する葱の会でも危機感を持っていた。
 商品は、下仁田ネギを刻んでネギみそソースのハンバーグに仕上げた。試食会には約二百人分を用意し、家族連れなどが味わった。高崎市山名町から訪れた川村郁代さん(52)は「さっぱりして、ネギの風味も感じます」。娘の永塚梨紗さん(24)も「ネギが甘くて、みそと合っておいしいですね」とほほ笑んだ。
 石井食品は試食会での意見を踏まえて改良し、十一月に販路を広げた上で期間限定で約一万袋の販売を計画する。担当者は「伝統野菜をしっかり作っている農家を応援し地域活性化に貢献したい」。葱の会の田中芳重会長は「こうした取り組みが少しでも課題解消につながれば」と期待した。
 「ねぎ味噌(みそ)ソースハンバーグ」は一袋(百五十グラム)三百五十円(税抜き)。今回は二千食限定。道の駅のほか、二十三日から下仁田町と富岡市のJA直売店二店でも取り扱う。
 問い合わせは石井食品お客さまサービスセンター=電0120(86)1914=へ。

下仁田ネギを使って商品化されたハンバーグ

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