<華宝塚>醒めたくない夢 華形ひかる(専科) 

2020年8月27日 07時17分

「食事は自炊。ハンバーグには豆腐やおからを入れたりします」と話す華形ひかる=東京宝塚劇場で

 星組公演「眩耀(げんよう)の谷〜舞い降りた新星〜」は、紀元前の中国大陸が舞台。新トップコンビの礼真琴(れいまこと)、舞空瞳(まいそらひとみ)を中心に繰り広げられる幻想的な歴史ファンタジーで、富国強兵をめざす周国の宣王を演じている。「後々のストーリーにインパクトを与える役。圧力を出せるよう心掛けています」
 当初は今春の上演予定だったが、コロナ禍で大幅に遅れ、多くの苦難を乗り越えて幕が上がった。待望の公演だが、「手放しでうれしいとは言えません。『今日で最後(の公演)かも』という覚悟でやってます」と話す言葉に緊張感がにじむ。第二部のショー「Ray−星の光線−」では、新生星組による歌とダンスの華麗なステージを支える。
 中学一年の時に同級生に勧められて宝塚を知り、以来宝塚一筋。今回の公演を最後に退団予定で、二十二年貫いた男役に別れを告げる。
 「人生の真ん中に宝塚の舞台があり、宝塚というフィルターを通しながら生きてきました。夢と現実を見せてくれた場所。魅力的なところで育ててもらいました」と感謝を忘れない。
 数々の舞台に上がってきたが、大先輩である轟悠(とどろきゆう)との「おかしな二人」(二〇一二年)に特別な思いがあるという。思いがけない大役を告げられて「そんなの務まるわけがない」と衝撃を受けたが、「挑戦でした」と振り返る。
 「ファン時代の気持ちは今も忘れていません」と宝塚愛は不変。宝塚は「醒(さ)めたくない夢」だという。 (山岸利行)

●● 三つの質問 ●●

 (1)無人島に何かひとつだけ持っていくとしたら?
 −今のご時世なら消毒液。平穏な時なら、サバイバルナイフ1本。
 (2)「幸せだなあ」と感じるときは?
 −食事を楽しみながら何気ない会話をしているとき。
 (3)1週間休みがあったら何をしますか?
 −公演で全国のいろいろな場所に行きましたが、今度は各地をゆっくり観光したい。温泉に入ったり、スキーをしたり。
<はながた・ひかる>
 (1)出身地=東京都中野区
 (2)出身校=区立第十一中学
 (3)入団年=1999年
 (4)愛称=みつる
 (5)趣味=ダイビング、旅行
 (6)好きな花=南国の花 

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