平塚市の公園整備、市民の声 賛成意見に「やらせ」指摘 市議有志、一括送信に疑義

2020年8月27日 07時22分

情報公開請求で得た市民意見の用紙を手に説明する市議ら=平塚市役所で

 平塚市の龍城ケ丘プール跡地を含む海岸沿いの公園整備計画を巡り、見直しを求める市議有志は二十六日に記者会見を開き、市が公開した市民意見の結果にはファクスで一括して大量に送られてきた回答が含まれているとして、客観性や有効性に疑いがあるとの見方を示した。
 市は三〜五月、計画に対する意見を募集し、四百三十七人から回答があった。江口友子市議らは情報公開請求により、同じファクスで十〜五十人分がまとめて送られた回答が二百二十八人分あったのを確認。この中で「公園ができたら行きたいですか」との問いに「とても行きたい」「行きたい」という回答が計百五十七人分あった。江口市議は「組織的なやらせ投稿と推察される」と指摘した。
 樹林帯の伐採を含む計画を巡っては地元住民らが防災面などで懸念する声を上げており、これまでに計画の見直しを求め、八千筆以上の署名を落合克宏市長宛てに提出している。江口市議は「市長は安心安全を求める住民の声に向き合っていただきたい」と語った。
 落合市長はこの日の定例会見で「担当課がチェックしていると聞いている。素直に数は信用したい」と述べた。市担当課は、同一ファクスからまとめて送られていた事実があったのを認めた上で「住所と名前を書いてもらっており、一人一人の意見と考えている」と説明した。(吉岡潤)

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