大坂なおみが大会棄権 黒人男性銃撃に抗議「私はアスリートである前に黒人女性」

2020年8月27日 18時38分
ウエスタン・アンド・サザン・オープンの女子シングルス準々決勝でリターンする大坂なおみ=26日、ニューヨーク(AP)

ウエスタン・アンド・サザン・オープンの女子シングルス準々決勝でリターンする大坂なおみ=26日、ニューヨーク(AP)

 【ニューヨーク=杉藤貴浩】米中西部ウィスコンシン州で黒人男性が背後から白人警官に銃撃された事件を受け、女子テニスの大坂なおみ選手は26日、抗議のためニューヨークで開催中の大会準決勝を棄権すると表明した。これを受け、同大会は27日の試合延期を決定。根深い人種差別への反発は米国スポーツ界全体に拡大しつつある。
 大坂選手が棄権を決断したのは、世界4大大会の全米オープンの前哨戦とされるウエスタン・アンド・サザン・オープン。26日の準々決勝で逆転勝ちして4強に勝ち進んでいた。
 自身のツイッターでは「私はアスリートである前に黒人女性だ。テニスよりも重要なことがあると感じている」と棄権理由を説明。「警官による継続的な黒人へのジェノサイド(大量虐殺)には本当に胃が痛くなる」と強い表現で事件を非難した。
 また、自身の棄権の影響について「私がプレーしないことが根本的な変化につながるとは思わない」としながらも「白人が多数のスポーツで対話が始まれば、正しい方向への第一歩となる」と強調した。
 このほか、米プロバスケットボール(NBA)では、地元ウィスコンシン州のミルウォーキー・バックスが26日の試合をボイコット。これを受け、NBAは同日予定されていたプレーオフ3試合の延期を決めた。女子米プロバスケットボールWNBAや大リーグでもボイコットや試合延期が相次いでいる。

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