バイデン氏を23回名指し ペンス副大統領「中国のチアリーダー」「トロイの木馬」と批判

2020年8月28日 05時55分
26日、米メリーランド州ボルティモアの共和党大会で演説後、敬礼するペンス副大統領=UPI・共同

26日、米メリーランド州ボルティモアの共和党大会で演説後、敬礼するペンス副大統領=UPI・共同

  • 26日、米メリーランド州ボルティモアの共和党大会で演説後、敬礼するペンス副大統領=UPI・共同
 【ワシントン=金杉貴雄】米大統領選に向けた与党共和党大会で26日に党副大統領候補として指名受諾演説したペンス副大統領(61)は、政権奪還を目指す野党民主党の大統領候補バイデン前副大統領(77)を「中国共産党のチアリーダーだ」などと繰り返し批判した。名指しは23回に及び、支持率でトランプ大統領(74)がリードを許す展開への危機感から対決姿勢を鮮明にした。
 「バイデンは(民主党大会で)『米国は暗黒の時』と言ったが、われわれは米国の偉大さを見ている」「民主党は党大会で4日間を費やし米国を攻撃した」
 ペンス氏は演説でバイデン氏をそう非難した。演説場所は、東部メリーランド州ボルティモアのマクヘンリー要塞ようさい。1814年、戦争中の英国艦船からの激しい砲撃に耐え抜き、星条旗がはためいていた光景をうたった国歌発祥の地で愛国心に訴え、自分たちの政権を批判する大統領選の対立候補を「敵」に見立てた。
 バイデン氏が中国に甘い対応を続けてきたと指摘、増税を進め人工妊娠中絶を支援しているなどとして「急進左派のためのトロイの木馬だ」と、中道派でありながら民主党内の左派に操られていると主張した。
 新型コロナウイルスのまん延に関しては、世界最多の感染者数、死者数には触れず「過去3カ月で930万人の仕事を取り戻した」と強調。「バイデンは米国が奇跡の国だと理解していない」とし、年末までに安全で効果的なワクチンを開発できると主張した。
 外交では、ロバート・ゲーツ元国防長官が「バイデン氏は過去40年、ほぼ全ての主要な外交、国家安全保障問題で間違っていた」と語っていたことを取り上げ、トランプ氏の外交成果を称賛した。
 これに対しバイデン氏はペンス氏の演説後、ツイッターで「コロナ危機で18万人が亡くなったが、それは起こる必要がなかった。ともにこの暗黒の時代を乗り越えよう」と反論した。

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