市菓子協がマップ作成「和菓子巡り 季節感じて」 市立川崎総合科学高卒・加山華乃さんデザイン

2020年8月28日 07時14分

デザインを手がけた加山華乃さん(左)と、川崎市菓子協議会の山中誠さん(市菓子協提供)

 川崎市内の和菓子店でつくる市菓子協議会が、加盟店の情報や和菓子の豆知識をまとめたパンフレット「かわさき和菓子マップ」=写真=を発行した。デザインは、市立川崎総合科学高校(幸区)を三月に卒業した加山華乃(かやまかの)さん(19)が担当。市内各区の「区の花」をかたどった和菓子のイラストが表紙を彩っている。 (石川修巳)
 和菓子巡りを楽しんでもらおうと、マップには協議会会員二十九店の住所や電話番号を掲載している。
 市菓子協会長で、一九五〇年創業の吉田屋(幸区小向町)の二代目当主、山中誠さん(62)は「お菓子を通して、季節を感じてもらえるのが最大の魅力。日本文化の一つとして、海外でも受け入れてもらえると確信しています」と語る。
 二〇一七年には、在日米大使館で試食会を開いたほか、学校や地域で体験教室を開催してきた。活動の幅が広がるにつれ、身近な和菓子店の情報を求める声が多くなったという。
 そこで市菓子協は、川崎総合科学高校デザイン科に協力を依頼。名乗りを上げたのが、当時三年生の加山さんだった。
 「好きな和菓子はいろいろありますが、一つに絞るならわらび餅。食感と黒蜜の甘さがいい」と加山さん。甘い物が好きで、高校生活の集大成として、お菓子に関する作品に取り組みたかったという。
 川崎区ならヒマワリとビオラ、中原区ならパンジー−というように、表紙には、区の花を「練り切り」と呼ばれる和菓子に見立てたイラストを配置。サイズ感や文字の大きさなど、幅広い世代に親しんでもらえるように工夫したという。
 現在、大学でグラフィックデザインを専攻する加山さんは「今回のように、自分のデザインで生活に彩りが与えられるようになりたい」と話している。
 マップは一万二千部発行。会員店舗や川崎商工会議所のほか、九月からは市内の区役所や図書館でも配布する。

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