万葉集歌碑巡り 楽しんで 高崎商科大がガイドブック発刊

2020年2月9日 02時00分

「石碑の路」のハイキングガイドブック

 高崎商科大学地域連携センター(高崎市)は、「世界の記憶」に登録された上野(こうずけ)三碑(同市)のうち山上(やまのうえ)碑、金井沢碑の2碑をつなぐ自然遊歩道「石碑(いしぶみ)の路(みち)」(約5キロ)と沿道の万葉歌碑を紹介するハイキングガイドブックを発刊した。
 B5判の30ページ。古代東国の「東歌(あずまうた)」を中心に29首の歌碑を取り上げ、現代語訳に加え、インバウンド(訪日外国人客)に楽しんでもらえるように英訳を掲載した。ページにあるQRコードをスマートフォンなどで読み込むと、音声の紹介やオリジナルのメロディーを付けた「歌」として再生できる。歌碑の写真やルートの全体マップ、上野三碑の地図や説明、周辺の飲食店なども盛り込んだ。
 ボランティア団体に配布して見学客やインバウンドへの説明に役立ててもらうほか、JR高崎駅内の観光案内所にも置く。
 石碑の路には地元で建設会社を営んでいた故信沢克己さんが私財を投じて建てた歌碑があり、信沢さんの死去後、同大が住民有志らと歌碑を建てるなど活動。2018、19年には学生も参加してガイドマップを作り、このマップを基に内容を充実させた。
 同センター長の前田拓生教授(56)は「万葉集を理解してもらえるように工夫した。ガイドブック片手に散策を楽しんでほしい」と呼び掛けた。 (石井宏昌)

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