<志尾睦子のそふとフォーカス>(100) バージョンアップにご用心

2020年2月9日 02時00分

訪問先で出合ったクマのパディントン。ふわふわイメージはバージョンアップでかなり精悍(せいかん)。思わず苦笑い

 今年は一月の半ばから、いつも持ち歩いているパソコンの調子がやけに悪かった。事務所で使っているパソコンは常に固まるという調子の悪さを発揮しているが、それは画像や映像データの処理量ゆえと自覚している。手持ちのものは、それほど悪くなる原因が思い当たらないのだが、今まで使っていたソフトウエアやアプリケーションで一切使えないものも出てきた。なぜなのだろう、と頭をひねる。
 昨年末、持ち歩きパソコン用に使っていた外付けポータブルのDVDドライブが古くなってきたので、これを機にとブルーレイドライブに新調した。ブルーレイも見られるようになって具合が良かったのに、このところ何度やっても使えない。買ったばかりで壊れるわけもなく、なぜなのだろうと情報収集をしたところ、思い当たることがあった。少し前に、パソコンのソフトウエアをバージョンアップしたのだった。どうやら原因はここにあったようだ。良いタイミングでパソコンが自分で、最新の状態にバージョンアップしますよ、というから、はいそうですね、と応えただけなのだが。
 こんな私でもパソコンを買い替える時には気を付けるが、ソフトウエアのバージョンアップはそこまで用心しなかった。外見が変わらなくても中身が新しいというのはこういうことなのかと今更気付く。ドライブが使えないのはいいとしても、他のソフトウエアもこのおかげでうまくいかないのだから、困ったものである。
 さて、そんなことをつらつら考えていたら、別のバージョンアップで苦笑いすることがあるなと思い出した。こちらは他との互換性の問題ということではなく単なる心理的作用なのだけれど、映画のキャラクターにそんなことを感じることがある。アニメや絵本が実写版化されたときなどだ。二次元が三次元になるのだからバージョンアップと言えなくもない。いろんな意味で、用心して受け入れ態勢を整えるに越したことはないのである。
 (シネマテークたかさき総支配人)

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