鳳凰、亀甲、鮮明に 高崎「かみつけの里博物館」 個人蔵の「柄頭」関東初公開

2020年2月7日 02時00分

追加展示の「銀象嵌円頭大刀 柄頭」。左上部分には鳳凰とみられる文様がある(かみつけの里博物館提供)

 古墳に副葬された「飾り大刀(たち)」の特別展を開いている「かみつけの里博物館」(高崎市井出町)は、関東で初公開となる「銀象嵌(ぞうがん)円頭大刀 柄頭(つかがしら)」の追加展示を始めた。太田市の綿打(わたうち)村3号墳から出土したとされるが、個人所蔵のために県内でも公開されていなかった。
 柄頭は大刀の柄の先端部分。追加展示の資料は、丸みを帯びた袋状の形で、長さ7~8センチ、幅は4~5センチ。鉄製で地を彫り込んで文様を刻み、そこに銀をはめ込む技法で装飾されている。鳳凰(ほうおう)や六角形の亀甲などの文様が施されているという。6世紀末~7世紀初頭のものとみられ、旧新田町の町誌などの記述で存在は知られていた。
 同館によると、所有する埼玉県在住の男性が特別展を知って同館に展示を打診し、1月下旬に直接持参したという。同館の担当者は「銀象嵌の意匠が精巧で素晴らしく、一見の価値がある資料」と来場を呼び掛けている。9日午後に学芸員による解説も行う。特別展は3月2日まで。
 観覧料は大人200円、学生100円、中学生以下と65歳以上無料。火曜休館。問い合わせは同館=電027(373)8880=へ。 (石井宏昌)

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