前橋市長選 重点政策は 出馬予定5人が公開討論

2020年1月30日 02時00分

公開討論会に参加した立候補予定者たち=前橋市で

 前橋市長選(2月2日告示、9日投開票)の立候補予定者による公開討論会が28日夜、前橋テルサであった。前橋青年会議所主催。いずれも無所属で県議の岩上憲司さん(47)、元市議の店橋世津子さん(58)、現職の山本龍さん(60)、元自民党衆院議員の佐田玄一郎さん(67)、元市議の中島資浩さん(48)が参加。約500人の市民にそれぞれの重点政策を説明した。(市川勘太郎)

◆清掃工場、新設が必要

 岩上さんは企業誘致を挙げ「雇用創出は地域活性化の最重要課題。八年間、新規の産業団地はほとんど造られなかった。早期に土地を確保し企業を呼び込む政策を展開したい」と表明。ごみ問題にも触れ「六供清掃工場は延命化しても十五年間。新設が必要だと考えるので方向性を示し、用地探しを始める」と話した。

◆生活密着事業に転換

 店橋さんは「(道の駅や日赤病院跡地、中心市街地など)市民不在、民間丸投げの大規模開発優先から福祉、教育、子育て、中小企業支援を最優先する市政に転換する」と主張。「公共事業は、生活に密着した通学路や生活道路の改修、老朽化した公共施設の建て替えなどに切り替える」と訴えた。

◆高校生の医療無料化

 少子高齢化問題の解決を訴える山本さんは「高齢者の健康寿命を延ばし市民の生きがいをつくる。がんの早期発見、治療により医療費を抑制し、浮いた医療費は健康増進や介護予防に充てられている」と説明。「待機児童の解消などで子育て世代の負担を減らし、今後は高校生の医療費無料化も始めていく」と強調した。

◆交付金で人口減対策

 佐田さんは国の交付金を活用した人口減少対策を打ち出して「交付金で工場や学校、病院のアクセス道路の基盤を整備し、浮いた財源を給食費の無料化など医療、福祉、介護に回す」と語り「首都圏から来た人が素晴らしいと思う街にすれば、光り輝く前橋が再建できる」と強調した。

◆市民会議で街づくり

 市民、企業などと協力して街づくりを進めるため、中島さんは「市民会議」の新設を掲げ「無作為で千人を抽出し応募があった五十人で(会議を)行う。これまで拾えなかった声なき声を拾える」と力説した。さらに「市民に行財政改革をお願いするので、市長退職金、一期で二千七百万円を辞退する」と公約した。
 発言順は主催者がくじ引きで決めた。五人のほかに元みどり市議の海老根篤さん(72)も出馬準備をしている。

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