伊香保温泉、来月から「手ぶら観光」本格実施 荷物配送、実証実験で207個利用

2020年1月30日 02時00分

路線バスに積み込まれたスーツケース(昨年5月撮影、渋川市提供)

 渋川市は伊香保温泉の旅館に宿泊する客の手荷物をJR渋川駅から有料で配送する「手ぶら観光」サービスを二月一日から本格実施すると発表した。昨年五月十七日に始めた実証実験で今後も需要が見込まれると判断。今年四~六月に群馬デスティネーションキャンペーンが行われることも考慮して本格実施を決めた。
 同サービスは市とヤマト運輸、関越交通、渋川伊香保温泉観光協会が連携。利用者が「渋川駅前プラザ」に預けたスーツケースなどの荷物はヤマト運輸のセールスドライバー(SD)が関越交通の路線バスに積み込む。バスは通常通り客を乗せる「貨客混載」で荷物を同温泉停留所まで運搬。SDが荷物を集配車に積み替えて宿に届ける。
 荷物は重さ二十五キログラムまでが対象。料金は一個五百円。市が費用を一部負担している。実験開始から昨年十二月末までに二百七個の利用があった。
 利用者アンケートによると女性が七割を占め、年齢別では二十代が最も多かった。現在実施していない旅館から駅への荷物運搬についても「利用したい」という回答が七割に達した。
 同サービスは同温泉周辺の名所・旧跡を巡りやすい環境を整えて、主に海外からの観光客を増やすのが狙い。留学生の地元定着のため群馬大学が運営する「グローカル・ハタラクラスぐんま」プロジェクトの学生たちが考案した。(渡辺隆治)

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