前橋市長選 保守分裂の激戦模様 2日告示 現職と4新人の争いか

2020年1月29日 02時00分
 県都・前橋の市政の担い手を決める前橋市長選(二月二日告示、同九日投開票)はすでに五人が立候補を表明している。いずれも無所属で現職の山本龍さん(60)に、元市議の中島資浩さん(48)、県議の岩上憲司さん(47)、元自民党衆院議員の佐田玄一郎さん(67)、元市議の店橋世津子さん(58)の四新人が挑む。市議会保守系会派も分裂し混戦が予想される。 (市川勘太郎)
 山本さんは前橋赤十字病院跡地の再開発に民間活力を取り入れた市政運営など二期八年間の実績を強調し市政の継続を訴える。二〇一二、一六年の市長選では自民党から推薦を得た。今回は山本さん、岩上さん、佐田さんが自民党前橋支部に推薦を依頼したが、昨年十一月に自主投票が決定。公明党県本部も自主投票を決めた。
 山本さんの選挙対策本部長に自民党の中沢丈一県議、本部長代行に安孫子哲県議が就任した。
 市議会では保守系会派の「新政まえばし」から離脱した市議でつくる「前橋令明」の十一人と「新政まえばし」の一人、一人会派の三人の十五人が山本さん支援を表明している。
 中島さんは「市民会議」の新設など市民との対話を重視した改革をアピール。組織に頼らず市議時代の地盤を基に草の根で戦う。十三日に市内で開いた政策発表会には地盤が重なる小川晶県議が訪れ、チラシでも支援を打ち出している。
 岩上さんは市の赤字財政から健全財政の転換を訴える。昨年十二月の事務所開きには県議会議長で自民党の狩野浩志県議が応援に駆けつけた。
 市議では「新政まえばし」の七人、国民民主党の議員を含む「市民フォーラム」五人の十二人が支援する。
 佐田さんは公共事業の整備や積極的な企業誘致を主張。衆院議員二十七年間で培った国とのパイプを前面に出す。元市議会議長経験者など五人が支援。
 店橋さんは道の駅や日赤跡地の再開発など大型開発の見直しを訴える。共産党市議団の四人、共産党の酒井宏明県議が応援する。
 野党共闘候補として元衆院議員の擁立も検討されたが、立憲民主、国民民主、社民の各党県組織は自主投票を決めた。
 このほか、元みどり市議の海老根篤さん(72)も立候補準備を進める。

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