#学校ムリでもここあるよ 子どもの居場所を紹介 川崎の団体など12日まで

2020年8月30日 07時35分

「子どもたちの選択肢を増やしたい」と語る上田さん=川崎市中原区で

 「#学校ムリでもここあるよ」を旗印に、川崎市内の市民団体などが連携して、学校に行くのがつらい子どもたちに地域の居場所を紹介するキャンペーンを展開している。目指すのは、学校や家庭のほかに、子どもたちが本当に「行きたい」「生きたい」と思える第三の居場所づくりだ。(石川修巳)
 キャンペーンを展開しているのは、学校外の学びを支える「多様な学びプロジェクト」の運営団体フューチャーデザイン(川崎市)、NPO法人フリースクール全国ネットワーク(東京都北区)など四団体でつくる実行委員会。
 居場所の開放や相談、食事の提供などを行う団体の情報を特設サイトで紹介しており、全国で約百四十カ所を登録。県内には、川崎市内三カ所を含め計七カ所ある。
 新型コロナウイルスの感染拡大で、臨時休校や夏休みの短縮など、子どもたちにも大きな不安と負担が強いられている。休校明けに不登校の相談が急増したほか、親子ともに疲弊している実態もあるという。
 「だから今こそ、子どもたちを社会全体で受けとめるよ、という発信が必要」とフューチャーデザイン代表の生駒知里さん。「それは、『あなたはあなたのままでいいよ』と受けとめてくれる存在や、そのままでいられる居場所ではないかな」とも。
 登録した居場所のひとつ、川崎市中原区木月四の「学びのサポートルーム ludo(ルード)」。自習室としても使える無料の居場所とともに、気が向いたらおしゃべりしたり、相談したりできるオンラインの居場所も設けている。
 主宰する上田志穂さんによると、ルードとはラテン語で遊びを意味しており、学びとは本来、ワクワクしたりドキドキしながら新しい世界を知る遊びの一つなのだという。
 「けれども、学校に行かないというだけで、いっぺんに奪われてしまう。子どもたちが学ぶ選択肢を増やしたい」と語る。市内ではほかに「NPO法人フリースペースたまりば」(高津区)、「みやざきだいこども食堂」(宮前区)が登録されている。
 キャンペーンは九月十二日まで。詳しくは「#学校ムリでもここあるよ」特設サイト(cocoaru.org)へ。運営費用を賄うため、五十万円を目標にクラウドファンディングで寄付も募っている。

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