小学校交流50年超の縁で開発の調味料 「醤ひしお」道の駅で発売

2020年1月24日 02時00分

片品村の大豆を原料につくられた「醤(ひしお)」=片品村で

 片品村特産の「大白(おおじろ)大豆」を原材料にして、千葉県銚子市の醸造会社「銚子山十」の製造技術でつくられた調味料「醤(ひしお)」が今月から、同村の「道の駅尾瀬かたしな」で発売されている。50年以上続いている同村と銚子市の小学校の交歓会から誕生した山と海のコラボ商品だ。 (砂上麻子)
 ひしおは、日本の伝統的な調味料で、大豆と大麦の麹(こうじ)を発酵させた食品。みそやしょうゆの原型とも言われている。見た目はみそのようだが、味はしょうゆに近い。ご飯にのせたり、野菜につけて食べるなど、幅広い料理に使える。
 片品村の小学校と銚子市の明神小学校は一九六六年から、夏は海のない片品村の児童が銚子市に、冬は雪がない明神小学校の児童が片品村で、児童の家に宿泊する交歓会を続けてきた。「道の駅尾瀬かたしな」駅長の星野重雄さん(43)も約三十年前に参加した。「初めて会った友だちの家に泊まったり、海に行ったり楽しい思い出ばかり」と振り返る。片品村の多くの村民は交歓会を体験しており、銚子市に親しみを持っているという。
 長年の交流がある片品と銚子で新たな商品ができないかと考えた星野さんが一昨年冬、銚子市観光協会に相談したところ、銚子山十を紹介された。銚子山十は一六三〇年創業で江戸時代からの製法でひしお(商品名は「ひ志お」)をつくり続けている。今回は片品特産の大白大豆を使ったひしおの商品化を依頼した。約一年熟成させて完成した。
 商品は、ひしお(四十グラム×二パック)三百三十円▽ひしお(四十グラム×五パック)七百四十円▽ラージャンジャン(六十グラム)六百円-の三種類。価格はいずれも税込み。
 星野さんは「甘みのあるしょうゆのようで、食べたことのない味。片品と銚子の交流の歴史を味わってほしい」と話す。
 問い合わせは道の駅尾瀬かたしな=電0278(25)4644=へ。

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