群響、豊潤な響き2020 群馬交響楽団の定演プログラム決まる

2020年1月28日 02時00分

三原未紗子さん

 群馬交響楽団は高崎芸術劇場(高崎市栄町)で開く2020年度の定期演奏会プログラムを発表した。昨年9月開館の同劇場に本拠地を移して2年目を迎え、4月~21年3月に計10回開催。ベートーベン生誕250年に当たることから、3回の演奏会で作品を取り上げる。群響創立75周年の節目でもあり、定期演奏会とは別に記念特別演奏会を10月に開く。
 ベートーベンの作品は5月23日、7月4日、9月13日に演奏する。5月はピアノに新進気鋭の三原未紗子さんを迎え「ピアノ協奏曲第1番」、7月は群響ミュージック・アドバイザーの小林研一郎さんが指揮、若手の阪田知樹さんのピアノで「ピアノ協奏曲第3番」、9月は宗教曲「ミサ ソレムニス」を群響合唱団との共演で披露する。ベートーベンの作品以外でも若手ピアニストを多く起用したのが特徴という。

山田和樹さん((C)MarcoBorggreve)

 10月17日はチェコの作曲家スメタナの代表作「わが祖国」を取り上げる。管楽器群を通常の倍の人数に編成し、厚みを増したオーケストラと新ホールの響きを堪能できる演奏となりそう。21年1月30日は国際的に活躍するバイオリニストの有希マヌエラ・ヤンケさんが登場する。記念特別演奏会には、小林さんのまな弟子で日本の若手指揮者の代表格とされる山田和樹さんを迎える。群響創立に尽力した実業家の故井上房一郎さんが青年時代にフランス・パリに留学したエピソードにちなみ、フランスの作曲家ラヴェルなどフランスに関連した作品をそろえた。10月30日に東京オペラシティ(東京都新宿区)、翌31日に高崎芸術劇場で開く。

有希マヌエラ・ヤンケさん((C)井村重人)

 小林さんは「新ホールでオーケストラの豊潤な響きをさらに多くの人に届けたい。管弦楽から紡ぎ出される色彩を楽しめるプログラムになった」とのコメントを寄せた。
 前期(4~7月)のチケットは2月3日から販売。
 問い合わせは群響事務局=電027(322)4316=へ。 (石井宏昌)

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