党員投票見送り、執行部の方針に異論続出 自民有志が署名提出へ

2020年8月31日 05時55分
自民党本部

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 安倍晋三首相の後継を選ぶ自民党総裁選を巡り、党員・党友の投票を見送る執行部方針に異論が続出した。小林史明青年局長ら有志議員は「国民の幅広い信任を得るべきだ」として党員投票を求める署名活動を実施し、30日時点で賛同議員は約90人に上った。31日にも二階俊博幹事長に申し入れる。出馬に意欲を示す石破茂元幹事長も党員投票の必要性を訴えた。
 二階氏は党総裁選の時期、形式について一任されており、党則の緊急時規定に基づき、両院議員総会での投票で選ぶ意向だ。国会議員1人1票と、47都道府県連3票ずつの計535票の奪い合いとなる。小林氏らは「議員だけで、密室で決めたと批判を受ける」と主張する。
 石破氏は30日、大津市で講演し「党員の権利を最大限に尊重する自民党であるべきだ」と語った。2012年、18年の総裁選で多くの党員票を獲得しており、両院議員総会形式では不利に働くとの見方がある。
 石破氏に近い田村憲久政調会長代理もフジテレビ番組で「党員の意向を確認しなくてもいいのか。郵便投票で時間をかけずにできる」と強調した。同じ番組で、稲田朋美幹事長代行は党の決定に従うことが前提とした上で「民主主義は選ぶ過程の透明性、公平性が根幹だ。理想として、個人としては党員投票をするのがいい」と語った。
 ほかに小泉進次郎環境相や、兵庫県連からも党員投票を求める声が出ている。公明党の斉藤鉄夫幹事長はNHK番組で「国民の幅広い理解が得られる選び方を望む」と話した。
 一方、世耕弘成参院幹事長はNHK番組で「1日の空白も許されない」として迅速な選出を要求した。 (共同)

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