<ウォッチ!一太県政>動画スタジオ 制作費抑制など「神奈川のいい例学びたい」

2020年1月23日 02時00分

動画スタジオの工事が始まり、仮設の壁が設置された県庁32階の展望ホール=前橋市で

 山本一太知事は二十二日の定例記者会見で、四月に県庁三十二階の展望ホールに約一億二千万円かけて開設する動画スタジオについて、「(先行事例の)神奈川県のいい例を学びたい」と述べた。動画の制作費を抑えても視聴数を稼いでいる点や、県庁職員から動画のアナウンサーを育成している点などを挙げた。
 神奈川県は執務室を有効活用してスタジオを三十六万円で整備し、初年度の費用は計二百万円弱に抑えた。毎年の運営・制作費も百万円台から二百万円台で推移。群馬県のように高額な機材は購入せず、職員が扱う機材は賃借だ。
 さらに、外部のアナウンサーに依頼せず、民放キャスター出身の黒岩祐治知事が県職員から育成した若手アナウンサーと出演している。
 山本知事は「知事の番組は必ずやり、(参院議員時代の人脈を生かして)毎月現職の大臣を(スタジオに)連れてきたい。職員に話し方教室を受けてもらい、アナウンサー的なことができる人材を育成したい」と抱負を語った。
 神奈川県の動画放送が視聴数を稼いでいることには「神奈川は委託費(制作費)を多く使っていないなど、いいものは学びたい。大事なことはソフト(動画の内容)だ」と指摘。「難しいが、ソフトをつくる能力を持ち、知恵を出せる職員を育てたい。職員から募った(番組の)アイデアは百以上ある」と述べた。
 スタジオの運営見通しにも触れ「最初の何カ月かは試験や実験をしながら本格的な番組編成や放送に結び付けたい。再生数(視聴数)を多くすることは当然の目標だ」と表明。「最初から相当きちんとしたアクセス数(視聴数)をとれる番組がつくれると思う」と自信を見せた。 (菅原洋)

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