97年後に写真で刻む関東大震災の被害 絵本・児童書専門店主が企画 国分寺できょうから

2020年9月1日 07時11分

写真展について説明する三田村さん=国分寺市で

 一九二三年の関東大震災から九十七年となる一日、国分寺市の絵本・児童書専門店「おばあさんの知恵袋」で、関東大震災をテーマにした写真展が始まる。当時の鉄道院職員が記録した震災前後の写真を展示。店主の三田村慶春さん(71)は「日ごろから防災について考えるきっかけにしてほしい」と話している。三十日まで。 (竹谷直子)
 大震災翌年の二四年三月に出版された「関東地方大震火災記念写真帖」に掲載されている写真約二百五十枚の中から十五枚を選び、原本も閲覧できる。被害の大きさを感じ取れるよう、震災前の新橋駅と、全焼・倒壊した震災後の同駅構内などの写真を並べる。
 写真集は非売品だったが、昨年の冬、三田村さんが母の遺品を整理していて見つけた。三田村さんは、阪神大震災や東日本大震災で被災者の話を聞くなどのボランティア活動をした経験があり、多くの人に災害について知ってもらおうと企画した。
 関東大震災時の朝鮮人虐殺にも触れ、「震災では、混乱の中、憎しみ合ったりいがみ合ったりすることが起きうる。有事に人を排除するのではなく、地域でどう支えていくかを考えてほしい」と話していた。入場料は、三百円(二回目以降は無料)。午前十一時〜午後九時で、初日の一日は午後五〜九時。

関連キーワード

PR情報

東京の新着

記事一覧