母の背中追いかけ…親子2代でフラガールに 茨城県出身の篠田さん、ハワイアンズでステージデビュー

2020年9月2日 10時50分

ステージデビューを果たした篠田愛純さん(中)=いずれも1日、福島県いわき市のスパリゾートハワイアンズで

 福島県いわき市の温泉施設スパリゾートハワイアンズで1日夜、ダンスチーム「フラガール」の新人8人がステージデビューを果たした。そのうちの1人の茨城県ひたちなか市出身の篠田ずみさん(18)は、元フラガールで母親の純子さん(48)に続き、この舞台を目指してきた。新型コロナウイルスで例年よりも1カ月遅れのお披露目だが、「今日を迎えられ、とてもうれしい」と笑顔で踊った。 (松村真一郎)
 愛純さんら第56期生の新人ダンサー8人は、5つの演目に登場した。軽快な音楽に合わせて、時折激しい動きも見せながら、集まった観客を魅了した。
 公演後に開かれたデビューを祝う式典で、愛純さんは「お客さんの目に留まる魅力的なダンサーになりたい」と抱負を述べた。
 愛純さんがフラガールを目指したのは、中学生になるくらいの頃。友人とハワイアンズに遊びに来た時に、公演を見て感動。純子さんが30年前の第26期生のフラガールだったこともあり、帰宅後、母親に「フラガールになる」と宣言した。

親子2代でフラガールになった篠田愛純さん(左)と母親の純子さん

 純子さんは「その時はまだ小さかったので、一時的な憧れなのかなと思った」と振り返る。だが、「踊ることが好きで、努力は惜しまないタイプ」(純子さん)という愛純さんは幼い頃から習っていたダンスを続けた。高校卒業後の今年4月には、フラガールを養成する「常磐音楽舞踊学院」(いわき市)に入学した。
 だが、新型コロナの感染拡大による緊急事態宣言を受け、ハワイアンズは4月上旬から6月末まで休館。愛純さんら新人ダンサーも、寮の自室で2週間待機となり、5月上旬にレッスンが再開した後も、一部がオンラインだったり、マスクを着用しながらだったりして、思うように練習できない時期もあった。
 そんな苦労を乗り越え、デビューが決まった。この日は家族6人も駆け付け、純子さんは客席から手を振りながら、後輩でもある娘の晴れ姿を見守った。
 公演後、純子さんが「きれいだったよ」と、愛純さんにフラガール衣装の手作りテディベアをプレゼントし声を掛けると、愛純さんは「ありがとう」と返した。2人の目からは涙があふれた。
 愛純さんの次の夢は、舞台で母親も務めたソロダンサーになること。「母のような丁寧な動きができるようになりたい」と意気込む。純子さんは「努力して、たくさんの人に応援してもらえるダンサーになってほしい」とエールを送った。
 ハワイアンズによると、親子2代のフラガールは3組目。新人8人が加わり、フラガールは総勢42人となった。

関連キーワード


おすすめ情報

社会の新着

記事一覧