「非正規だけ休業手当差別おかしい」 カフェ店パート女性改善求めスト 

2020年9月4日 05時50分

「非正規にも休業中の補償を」と訴え、ストを決行したアルバイト女性たち


 新型コロナウイルスの感染拡大で勤め先のカフェ店が休みとなっていた間の休業手当が支払われていないとして、首都圏在住のアルバイト女性2人が3日、休業中の補償を求めて2週間のストライキを決行した。正社員の店長には満額出ており、女性たちは「非正規だからと差別するのはおかしい」と訴える。(岸本拓也)
 カフェ店は、「串家物語」などの飲食チェーンを展開するフジオフードシステム(大阪)が経営。4月の緊急事態宣言を受けて、カフェ店が入居する商業施設が休業、女性たちは6月の施設再開まで休みを余儀なくされた。
 その間、既にシフトが決まっていた4月の数日分の休業手当を1万数1000円支給されたのみで、5月分はゼロ。それまでは毎月10万円前後の収入を得ていた。
 女性たちは個人加盟できる労働組合「飲食店ユニオン」に入り、団体交渉で支払いを求めたが、会社側は「施設自体が休業し、店舗休業は会社の責任ではない」として拒否。正社員への支給については「兼業が禁止され、収入が会社に限られる正社員の生活保障が目的」と説明したという。
 ストを決行した女性(34)は夫が単身赴任中で、幼い男児2人を1人で育てながら働く。「生活がかかっているのは非正規も同じ。会社は社会的責任を果たしてほしい」と訴えた。フジオフードは本紙の取材に、代理人を通じて「団体交渉中のためコメントは控える」とした。

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