台風15号から1年 知事「県の支援、周知足りない」 ブルーシート民家視察

2020年9月5日 07時30分

屋根がブルーシートで覆われた民家が残る地域を視察する森田健作知事(前列左)=鋸南町で

 県内に甚大な被害をもたらした台風15号が県に上陸してから今月九日で一年となるのを前に、森田健作知事は四日、強風による住宅被害が大きかった鋸南(きょなん)町など南房総地域の三市町を訪れ、復旧・復興の現状を視察した。
 台風15号で、鋸南町は全世帯の七割近くの二千三百棟に上る住宅被害が確認された。森田知事は、町内で特に被害が大きかった港近くの岩井袋地区を、一年ぶりに視察。当時、風雨をしのぐブルーシートで屋根が覆われた民家が軒を連ねていたが、現在は数棟にまで減った。
 森田知事は復旧・復興の進ちょくを「おおむね着実に進んでいる」と評した一方、鋸南町を含め被災地域に依然としてブルーシートの民家が残っている現状を「新型コロナウイルスの影響もあり人手不足で、お願いしてもマンパワーが集まらない現状がある。県の支援制度の周知が足りないところもある」と分析した。
 森田知事はこの日、台風被害から復旧した南房総市のカーネーション栽培のビニールハウス、館山市の倒壊家屋も視察した。 (中谷秀樹)

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