「ベラルーシに監視団の派遣を」 国連安保理で反政権派リーダーのチハノフスカヤ氏が演説

2020年9月5日 10時46分
 【ニューヨーク=杉藤貴浩】ベラルーシの反政権派リーダー、チハノフスカヤ氏が4日、国連安全保障理事会の非公式会合で演説し、国際社会がベラルーシの人権状況を把握するため「監視団をすぐに派遣するよう求める」と述べた。滞在先のリトアニアからテレビ会議方式で参加した。
 チハノフスカヤ氏は、不正疑惑のある大統領選で勝利したとするルカシェンコ大統領への抗議デモについて、「平和的な抗議者が不当に勾留、殴打、投獄された」と指摘。「ルカシェンコ政権への協力は暴力の支援と人権侵害を意味する」と述べ、政治犯の釈放や自由で公正な選挙を求めた。
 また、「人間の尊厳軽視を阻止するために国連の支援を必要としている」として、国連人権理事会でベラルーシ問題を議論する特別会合を開くことを求めた。
 チハノフスカヤ氏の訴えに対し、安保理理事国の多くは「大統領選で不正があったことは明らかだ」(米国)、「ベラルーシの危機は、民主主義の原則や基本的権利を尊重することでのみ解決できる」(フランス)などと同調した。
 一方、ルカシェンコ氏支持を強めるロシアは「ベラルーシの国内問題への干渉をやめるよう呼び掛ける」と声明を出した。

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