ボトルに手触れずペダルを踏んで消毒液をプシュッ 足踏み式ディスペンサーを三鷹商工会の川崎さん制作

2020年9月7日 07時21分

消毒液の入ったポンプボトルに手を触れることなく噴霧できる「足踏み式ディスペンサー」を開発した川崎武夫さん=三鷹市の三鷹商工会館で

 新型コロナウイルスの感染予防のため、街の飲食店などの入り口でおなじみの消毒液入りのポンプ式ボトル。これを足でペダルを踏めば手に消毒液をかけられる「足踏み式ディスペンサー」を三鷹商工会が開発し、三鷹市内の公共施設などへ寄贈を始めた。必要資金の一部を賄うため、クラウドファンディングで支援を呼び掛けている。(花井勝規)
 開発したディスペンサーはオールステンレス製。高さ約九十五センチの支柱の底部に足踏み式ペダル、消毒液ボトルを置く台、案内板を掲示できるクリップボードなどで構成される。
 重さは約三キロ。支柱の直径は一・九センチと細長い外観が特徴だ。
 商工会の工業部会(二百四十四社加盟)の幹事会で五月下旬、「コロナ禍で、三鷹のものづくりの技を生かして何か社会貢献できることはないか」と議論し、副部会長で金属加工の川崎製作所社長川崎武夫さん(66)に白羽の矢がたった。
 川崎さんは板金加工歴三十七年のベテランで溶接が得意。六月から試作品の制作に入り、改良に改良を重ねて八号目で完成となった。
 既に市内の市役所や消防署、警察署、金融機関など約十カ所に寄贈。川崎さんは「類似のディスペンサーは数多く出ているが、軽量でスリムな外観は溶接で作った製品ならでは。ぜひ、その美しさを見てほしい」と話す。
 三鷹商工会では川崎さんの足踏み式ディスペンサーの制作数の目標を五十台に設定。このうちの三十台は市内の公共施設に無償提供する計画だ。
 材料費などに充てるため、クラウドファンディングのプラットホーム、FAAVOに「コロナウイルスから三鷹市民を守るために『足踏み式ディスペンサー』を寄贈したい!」のページを掲載。四十万円を目標に寄付を呼び掛けている。今月末まで。二万円の支援者には返礼品としてディスペンサーを贈る。
 問い合わせは三鷹商工会=電0422(49)3111=へ。

FAAVOに掲載された三鷹商工会のプロジェクトのページ

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