前橋市が自転車のモニタリング事業 市民対象、来年4月から

2019年11月29日 02時00分

モニタリングのため無償貸与された回生電動アシスト自転車

 前橋市は二十八日、市内在住・在勤者を対象に、回生電動アシスト自転車を使った自転車のモニタリング事業を、来年四月から始めると発表した。使用状況を位置情報などからデータで集め、日常生活で自転車の需要を探り今後の交通政策に生かす。
 モニタリングは、電子部品の開発などを手掛ける「太陽誘電」(東京都中央区)が無償貸与した、ブリヂストンサイクルの回生電動アシスト自転車計百台を活用する。ブレーキをかけると充電ができる仕組みで、長く走ることができる。子どもを乗せられるタイプや、高齢者向けのタイプなど四種類ほどを使用する予定。
 モニターは、前橋商工会議所が会員企業や商店街などを通じて、約百人を選出する。買い物や通院で使用する高齢者層、子育て世代など五つに分類し、使用者の用途に合わせた自転車を利用してもらう。
 衛星利用測位システム(GPS)で位置情報を追跡する太陽誘電の装置を自転車に取り付け、データを収集する。地域課題に取り組む「ICTまちづくり共通プラットフォーム推進機構」(TOPIC)が、位置情報データやアンケートを分析し検証する。
 二〇二〇年四月~八月末を第一期とし、一カ月の検証をした後、同十月~二一年三月に第二期のモニタリングを行う計画。
 二十八日の協定締結式で前橋商工会議所の曽我孝之会頭は「モニタリング事業をきっかけに、日常生活や観光ビジネスに使える快適な移動手段をつくり、環境、健康に配慮した街づくりにつながると期待している」と述べた。 (市川勘太郎)

協定書に調印した前橋商工会議所の曽我会頭(中央)ら=いずれも前橋市役所で

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