人と環境 現代アートで考える 国内外の6組44作品展示 水戸芸術館

2020年9月8日 07時50分

上村洋一さんのインスタレーション作品。壁に光を当てると文字が浮かび上がる=水戸市で

 人と環境のつながりを考える現代アートの企画展「道草展 未知とともに歩む」が水戸芸術館現代美術ギャラリー(水戸市五軒町1)で開かれている。国内外6組のアーティストによる写真や映像、インスタレーション(空間芸術)など44点が並ぶ。11月8日まで。
 自然の中で録音する「フィールド・レコーディング」の手法を駆使する現代美術家・上村洋一さん(38)のインスタレーション「息吹のなかで」は、北海道・知床半島の流氷がテーマ。暗い室内に入ると、流水がぶつかり合う音や海の生物の鳴き声が響き渡る。壁にブラックライトを当てると、流氷にまつわる文字が浮かび上がる仕組みだ。
 アイヌ語が起源の地名の場所を撮影している写真家・露口啓二さん(70)の作品や、4月に急逝したオーストリアの詩人でアーティストのロイス・ワインバーガーが東西冷戦終結後の旧東ベルリン郊外で撮影した作品は、人の営みが環境に与える影響を物語る。
 企画した学芸員の後藤桜子さん(34)は「現代アートを通じて身の回りの風景に目を向け、地球規模の環境問題について考えるきっかけにしてほしい」と話している。
 入場料は一般900円、高校生以下や70歳以上は無料。原則月曜休館。問い合わせは同館=電029(227)8120=へ。(佐藤圭)

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