前橋市、MaaS推進協 設立 公共交通網 より便利に

2020年9月9日 07時43分

推進協議会の設立会見に出席した代表者=前橋市で

 情報通信技術(ICT)を活用し電車やバス、タクシーなどの乗り物を切れ目なくつなげる交通網を実現しようと、前橋市は「前橋版MaaS(マース)の環境構築に向けた新モビリティサービス推進協議会」を設立した。十二月から市内で実証実験を始める。
 「MaaS」はモビリティ・アズ・ア・サービス(移動手段のサービス化)の頭文字。協議会にはJR東日本高崎支社、県バス協会、前橋地区タクシー協議会など十団体が参加する。
 実証実験ではJR東日本が開発を進めている、複数の公共交通を一括検索し、最適な経路や料金を導くアプリを改良し新しいアプリを作る方針。
 次世代の高速・大容量通信規格5Gを限られた区域で使う「ローカル5G」で、群馬大による自動運転バスの実証実験も前橋市内で予定。道路状況などの情報を遅延なく管制室に送るなどし運行の安全性を高められるか検証する。バスには顔認証の決済システムを付け、カメラをのぞくと料金を支払えるようにする。
 MaaS整備事業は昨年度に続き二度目。5Gが加わる本年度の事業費は三千万円を見込み、一部は国の補助で賄う。
 四日の設立会見で山本龍市長は「高齢者や免許返納者、障害者に便利な外出の機会を与えられる公共インフラを提供できる一歩だ。前橋や日本の未来を開きたい」と述べた。(市川勘太郎)

関連キーワード


おすすめ情報

群馬の新着

記事一覧