秋元司議員、4度目の逮捕 証人買収容疑 本人は否認<IR汚職>

2020年9月9日 19時59分
 カジノを含む統合型リゾート(IR)事業を巡る汚職事件に絡む証人買収事件で、東京地検特捜部は9日、別ルートでも贈賄側に偽証を依頼し報酬を渡そうとしたとして、組織犯罪処罰法違反(証人等買収)の疑いで、衆院議員の秋元司容疑者(48)=収賄罪で起訴、自民党を離党、東京15区=を再逮捕した。逮捕は4度目。
 秋元容疑者の弁護人によると、「一切関与していない」と否認している。
 再逮捕容疑では、知人の経営コンサルタント会社代表の松浦大助容疑者(51)=組織犯罪処罰法違反容疑で逮捕=と会社役員の宮武和寛被告(49)=同法違反罪で起訴=と共謀。6~7月、贈賄罪で公判中の中国企業「500ドットコム」元顧問の仲里勝憲被告(48)に裁判での偽証を依頼し、現金500万円の提供などを持ちかけたとされる。
 特捜部は昨年12月、IR事業への参入を目指す仲里被告らから賄賂を受け取った容疑で、秋元容疑者らを逮捕した。関係者によると、秋元容疑者は今年2月に保釈後、松浦容疑者と何度も連絡を取り、「議員会館で賄賂を渡さなかったと仲里被告に証言させてほしい」と依頼。松浦容疑者は旧知の宮武被告とともに6月に那覇市内で、偽証をすれば継続的な支援をすると仲里被告に持ちかけ、7月には宮武被告が500万円を渡そうとしたという。
 松浦容疑者は「秋元議員から頼まれた」、宮武被告は「松浦容疑者に頼まれ仲里被告と面会した。金は松浦容疑者が準備した」と供述しているとされる。
 特捜部は9日、8月に立件した証人買収事件で、秋元容疑者を組織犯罪処罰法違反罪で起訴した。支援者の淡路明人(54)、会社役員佐藤文彦両被告(50)=いずれも同罪で起訴=と共謀し、贈賄罪で公判中の500コム元顧問紺野昌彦被告(49)に偽証を頼んだとされる。

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