狛江の巨大絵手紙が新しく 発祥の地PR 創始者「元気届けたい」 各地からの展示会も

2020年9月10日 07時13分

狛江駅前にお目見えした巨大絵手紙=狛江市で

 「絵手紙発祥の地」の狛江市は九日、市の玄関口、小田急線狛江駅北口ロータリーの排気塔に新作の巨大絵手紙を掲げた。各地から寄せられた作品の展示会も同時に始まり、駅周辺や和泉多摩川商店街の路上十カ所には絵手紙をあしらったシートを設置した。この機会に「まちをまるごと絵手紙の美術館に」という趣向だ。(花井勝規)

創始者の 小池邦夫さん

 披露された巨大絵手紙は縦四メートル、横三メートル。市内在住で、絵手紙の創始者として知られる絵手紙作家・小池邦夫さん(79)が描き下ろした新作を拡大した。約十年前に同じ場所で掲示が始まり、市制五十周年を機にリニューアルした。
 サギや多摩川の五本松などを描き、「多摩川がある 富士山も見える 大元気」と書いた。小池さんは「初めて狛江に降り立つ人々へのメッセージを込めた。狛江の風景で元気になってほしい」と話した。
 一九八一年、狛江郵便局で国内初の絵手紙教室が開催されたのがきっかけとなり、絵手紙の活動がその後全国に広がった。市内では学校教育に絵手紙を採り入れ、多くの愛好家グループも活動を続けている。

「ダイナミックで賞」の受賞作品(作品はいずれも狛江市提供)


 松原俊雄市長は「コロナ禍で会えなくてもつながる力がある。絵手紙文化を大切に育てていきたい」と文化振興の柱に位置付ける。小池さんは「最近は若い人も関心を持ってくれる。絵手紙という古いメディアを大事に育ててくれた市に感謝したい」と応じた。

「幸せな気分になるで賞」受賞作品

 国内外から約三千七百点が寄せられた作品展は、十一日までエコルマホール六階展示室で行われる。紅(あか)いホオズキの絵に「いつまでも家族の太陽でいたい」と書き添え、「ダイナミックで賞」を受賞した佐藤美恵子さん(福島県)の作品などが来場者の目を引いていた。作品展は、二十七日から三十日には市役所二階ロビーで開かれる。

「コメントが素敵で賞」の受賞作品


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