十人十色のアートにほっこり 障がい者の作品展、柏市であすまで

2020年9月10日 07時16分

ステンドグラス風の作品を紹介する米津さん(右)=いずれも柏市で

 絵画や工作、手芸など障がい者の作品を紹介する展示会が、柏市十余二の陶板浴「健考館」のロビーで十一日まで開かれている。見ていると心が落ち着き、癒やし効果があると注目される障がい者アート。来場者に好評だ。
 生活介護事業所「アウーのアトリエ松戸中和倉」(松戸市)で創作活動に励む十八歳から六十四歳までの二十四人が、計三十六点の力作を発表。施設を運営するアウージャパンの米津洋一郎社長(48)は「コロナ禍で、街を元気にするお手伝いはできないかと考えた。作品をお店に飾っていただき、お客さんに楽しんでもらおう」と、健考館と共同で企画した。
 個性的な作品が多く、四十代の女性は、ペットボトルのキャップ約三百五十個を使って植木鉢を覆うカラフルなカバーを制作。また三十代の男性はラップに絵を描き、アルミホイルを張ってステンドグラス風に仕上げた。
 創作活動をボランティアで支援してきた田中美恵子さん(54)は「細かい絵を描く人もいれば、刺しゅうが得意な子も。また毛糸を割いたり、シールを貼ることに夢中になる人も」。作品には、そんな純粋で真っすぐな表現があふれている。
 働き方改革の中で、障がい者の作品をオフィスに飾ると、働く人が心地よさを感じるとの声もある。昨年度、松戸商工会議所青年部副会長だった米津社長は「これを機に、企業と福祉のコラボを進めていきたい。活動が商工業の活性化につながれば、われわれのモチベーションにもなる」と話している。(牧田幸夫)

ペットボトルのキャップで作った植木鉢のカバー

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