コロナ禍の災害避難、在宅前提に 国際医療福祉大・松本主任教授が成田で講演

2020年9月10日 07時16分

新型コロナ禍での避難のあり方を説明する松本哲哉主任教授=成田市で

 感染症学の専門家で国際医療福祉大医学部の松本哲哉主任教授が、成田市内で「震災時の感染対策−新型コロナウイルスの対応を含めて−」と題して講演し、新型コロナ禍での避難のあり方などを説明した。
 松本教授は「避難所は感染が簡単に広がりやすい」と指摘し、東日本大震災直後の宮城県気仙沼市の大型避難所では、熱がある人の隔離やマスク着用▽子どもの遊び場制限▽予防的な投薬−によってインフルエンザ感染が抑えられたと紹介した。
 新型コロナウイルスは、マスクから漏れ出るマイクロ飛沫(ひまつ)が遠くまで届く可能性があり、屋形船や合唱練習、会食のクラスター(感染者集団)の原因がこれに当たるという。
 コロナ禍では「今までの避難のやり方とは違う」と明言。まず在宅を前提とし、次に親類縁者を頼り、最後に避難所にするよう勧めた。個々人の心構えとして「インフルエンザや肺炎球菌のワクチンを接種し、マスクや消毒液の用意が必要」と強調した。
 講演会は市南部地域包括支援センターが主催し、地域の区長や民生委員、ケアマネジャーら約五十人が参加した。(小沢伸介)

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