台風19号 被害330億円超に 道路や河川、農地など

2019年10月31日 02時00分
 山本一太知事は三十日の定例記者会見で、台風19号に伴う県内の道路や河川を中心にした土木公共施設の被害に農地、土地改良施設、農作物などの被害を含めると、総額は概算で三百三十億円を超えるとの見通しを明らかにした。
 県によると、内訳は二十五日現在、土木公共施設が七百六十四カ所で計約三百十億円。このうち県は五百六カ所で計約二百五億円、市町村は二百五十八カ所で計約百五億円が確認された。被害は十八日に公表した約二百億円から大幅に膨らんでいる。
 さらに二十八日現在で、農地三百二十四カ所と、水路、農業用道路など土地改良施設二百九十カ所の被害が総額で約二十三億円と新たに判明。これとは別に、県は二十五日に農作物や養殖魚などの被害は概算で約二億八千万円と公表した。
 一方、台風19号に伴う土砂崩れにより富岡市で三人が死亡するなど各県が指定する土砂災害警戒区域外で犠牲者が出たことを受け、赤羽一嘉国土交通相が国の指定基準の見直しを検討する意向を示したことについて、山本知事は「国がこれからどうするのかを見極めたい。国が問題意識を持って見直すならば、それを踏まえてよく検討する」と述べた。
 急傾斜地の基準は三〇度以上だが、富岡市の現場は傾斜が約二〇度だった。県は富岡市の現場一帯を近く調査する。
 また、県は三十日、豚に対する豚コレラの予防ワクチンについて、感染源とされる野生イノシシへの感染が周辺で確認された藤岡市などの監視対象農場を中心に同日現在で十七農場、約一万頭に接種する予定を明らかにした。(菅原洋)

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