老舗の味 「甘くておいしい」 給食に「とらや」ようかん 昭和村の小中学校

2019年10月30日 02時00分

生産者の臼木さん(中)とようかんを味わう児童ら=昭和村立大河原小学校で

 食を通して地元に興味を持ってもらおうと昭和村内の小中学校で二十九日、地元産の白小豆が使われている老舗和菓子店「とらや」(本店・東京都港区赤坂)のようかんを初めて給食で提供した。村立大河原小学校(糸井)には、地元の小豆生産者三人が来校。児童らは栽培方法などについて説明を受け、炊き込みご飯やカボチャのフライとともに、ようかんを味わった。
 提供されたのは小豆と白小豆のようかん二種類。父親の代から三十年ほど白小豆を生産する臼木英幸さん(45)は六年生の教室で、とらやが室町時代から続く和菓子店であることや、ようかんは日本国内だけでなく海外でも有名だと紹介。白小豆の栽培は手作業も多く難しいが、村の気候が適していることも説明し「有名店の小豆を昭和村で作っていることを知って味わって食べてみて」と促した。
 臼木さんによると、白小豆は主に利根沼田地域や茨城県で栽培される「福とら白」という独自の品種。利根沼田地域で八十二ヘクタール栽培されているうち、昭和村が五十五ヘクタールを占める。
 同校六年の高橋寧々日(ねねか)さん(11)は「村でとらやのようかんの小豆が作られているのは初めて知り、すごいなと思った。甘くておいしかった」と笑顔だった。
 県は県産食材を積極的に学校給食で提供しようと、二〇〇一年に十月二十四日を「学校給食ぐんまの日」に制定。同村学校給食センターは昨年から独自で同日を含めた一週間を「ふるさと週間」と定め、地元食材を使った給食を提供している。 (市川勘太郎)

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