文化の音色、響かせて♪ オープンピアノ、県北部3カ所に

2019年10月31日 02時00分

見城さん(左)とピアノを弾き初めしたピアニストたち=沼田市で

 沼田市と片品村の三カ所に誰でも自由に弾けるオープンピアノが相次いで設置され、地域活性化や観光振興の願いを込めたピアノでの演奏を住民や観光客が楽しんでいる。
 沼田市材木町のホテルベラヴィータ西側テラスに設置された「街角ピアノ」は午前十時から午後八時まで原則無休で弾ける。
 ホテルを運営するサンポウ(同市薄根町)の平井良明会長が海外出張で見聞きして温めてきた「街中にピアノを置く小さな夢」が、にぎわい創出を目指す沼田商店街連合会の協力で実を結んだ。
 披露の場で、平井会長は「誰かにピアノを弾いてもらい街に文化の音色を響かせてほしい」とあいさつ。市内の合唱団で伴奏する五人の女性ピアニストが弾き初めをした。
 ピアノにはクレヨンに似たオイルパステルで、特産のリンゴとブドウ、名誉市民の作詞家林柳波(一八九二~一九七四年)、柳波作詞の童謡「おうま」にちなむ馬などが描かれている。絵を描いた同市坊新田町でチョークアート教室を開く見城雅子さん(32)は「大好きな沼田の風物を描きました」と話した。
 沼田市も市役所などが入る複合施設「テラス沼田」(下之町)の一階防災広場に、市民が寄付したピアノをオープンピアノとして設置した。テラス沼田が開館している毎日午前七時半から午後十時半まで弾くことができる。

自然を背景に演奏を楽しめるオープンピアノ=片品村で

 片品村鎌田の「道の駅尾瀬かたしな」は展望デッキにオープンピアノを設置した。十一月四日まで。
 ピアノの設置は、鉄道の駅に置かれたオープンピアノがテレビなどで話題になっているのを受け、村民たちが星野重雄駅長に提案した。ピアノを探したところ三年前に廃校となった村立片品南小学校(花咲)のピアノが近くの村文化センターに保管されていることが判明。「かたしな渓谷紅葉ライトアップ」(日没~午後九時)が行われるのに合わせて、オープンピアノとして使うことにした。
 展望デッキからは遠くは尾瀬アヤメ平などの稜(りょう)線、近くは尾瀬大橋が眺められる。鎌田温泉の源泉100%の足湯もある。弾けるのは午前九時から午後五時まで。

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