前橋・高2死亡 対策委の臨時委員 遺族推薦の弁護士に委嘱

2019年10月26日 02時00分
 前橋市の県立勢多農林高二年だった伊藤有紀さん=当時(17)=が二月に自殺したとみられる問題で、県教育委員会は有識者らによる県いじめ問題等対策委員会の臨時委員を、遺族が推薦した「わたらせ法律事務所」(桐生市)の池末登志博(としひろ)弁護士に委嘱した。池末弁護士は二十三日に就き、十一月中旬に予定する審議から参加し、任期は調査と審議が終了するまで。
 池末弁護士は桐生市の小学六年女子児童が二〇一〇年に自殺した問題の訴訟で遺族の代理人を務め、市が謝罪して解決金を支払う和解などに導いた。県教委は池末弁護士が有紀さんの遺族の代理人ではないため、対策委の中立性は確保できると判断したという。
 有紀さんの父親(63)は「(対策委による)調査結果の報告書を遺族として黙ったまま待つわけにはいかないと、池末先生を委員に推薦した。先生には桐生の裁判の経験を生かして中立・公平な調査と審議をお願いしたい」と語った。
 池末弁護士は「公正に審理にするように努力する」と述べた。池末弁護士の就任で委員は六人となる。
 審議は月に一回程度のペースで開かれ、現在は関係者の聞き取りを進め、年内にも生徒や教職員らを対象にしたアンケートを予定している。 (菅原洋)

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