カリフォルニア州知事、受刑者を正規消防士に 米西部山火事

2020年9月12日 17時51分
9日、橋後方の丘で燃え広がる炎=米カリフォルニア州(AP=共同)

9日、橋後方の丘で燃え広がる炎=米カリフォルニア州(AP=共同)

【ニューヨーク=杉藤貴浩】史上最悪規模に拡大した山火事に悩む米西部カリフォルニア州のニューソム知事は11日、更生の一環として消火活動にあたる刑務所の受刑者が正規の消防士になるのを可能にする法案に署名した。
 州内で8月から続く山火事は、焼失面積が12000平方キロメートルを超え、20人が死亡、約6300棟が焼損するなど被害が深刻化している。
 一方、同州では、服役中の受刑者が少額の手当で山火事などの消火作業に当たる数1000人規模の更生プログラムがあったが、新型コロナウイルスの感染防止のため軽犯罪の受刑者らを4月以降に大量釈放したため、人手が不足していた。
 このため、法案では殺人や強姦などの重大事案を除き、プログラムに参加した受刑者について、一定の条件で犯罪歴を抹消することを許可。犯罪歴があると正規の消防士に事実上なれない現状をあらため、「即戦力」を補充することにした。
 ニューソム氏はツイッターで「歴史的な火災と最前線で戦う受刑者は、プロの消防士になる権利を否定されるべきではない」と表明した。

関連キーワード


おすすめ情報

国際の新着

記事一覧