<記者だより>薬物汚染

2020年9月13日 07時05分
 自宅で大麻を所持していたとして、有名俳優が警視庁に逮捕された。県内では若年層への大麻汚染に歯止めがかからず、昨年に大麻取締法違反容疑で逮捕、書類送検されたうち、六割以上を十、二十代が占めた。
 警察庁の調査によると、摘発者の中で、大麻の有害性を認識していたのは15・4%にとどまった。インターネット上では「海外では合法化されており安全」「依存症にはならない」といった、大麻の危険性を否定する書き込みがたくさん見つかる。
 カナダは二〇一八年、先進国で初めて、嗜好(しこう)用大麻を合法化した。密売による犯罪組織の資金源を断ち、未成年者の入手を難しくするための措置であり、決して「大麻は無害」とお墨付きを与えたわけではない。
 ネット上では、隠語で大麻売買を持ちかける書き込みも数多くある。大麻はより刺激の強い薬物に手を出すきっかけになる「ゲートウェイ(入り口)ドラッグ」とも呼ばれる。ネットにあふれる情報に惑わされないよう、確かな知識が欠かせない。 (土屋晴康)

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