西武船橋跡地 マンション計画 市民ホール・公民館移設 船橋市、交渉進まず断念

2020年9月13日 07時06分

2018年2月に閉店した西武船橋店=船橋市で

 JR船橋駅南口で閉店した西武船橋店跡地に、地上四十八階、地下二階の高層マンションなどを建設する計画を巡って、船橋市は、マンション内に市民文化ホール・中央公民館を移す計画を取りやめることを決めた。再開発事業を担う「セブン&アイ・クリエイトリンク」(東京)に伝え、現在の中央公民館などは改修工事を行うことにした。
 同社の計画では、二〇一八年二月に閉店した西武船橋店の建物(地上十階、地下一階)などを取り壊し、跡地に高層マンションを建設。地上一〜三階には商業施設などを設ける。また、JR駅南口にほど近く、老朽化している市民文化ホール・中央公民館を、市が敷地とともに同社に売却。市民ホールなどはマンション内に移設し、市とリース契約する方針だった。
 市は、マンション内に移る市民ホールの座席数を現在の千席から増やすことや、公民館の総面積が現在の四分の三に減少することから、公民館機能の充実などを同社に求めていた。
 しかし、交渉が進まないため、市は市民ホール・公民館の移設を断念。市民ホール・公民館の屋上や外壁を約八億円で改修するなど、現在の施設を今後も活用することにしたという。
 西武船橋店跡地一帯は、建築物の高さや容積率を特別に指定できる「特定街区」のため、市は同社に、公益性に配慮した事業にするよう求める方針。駐車場を備えた同店の別館・ロフト館(七階建て)は現在、取り壊し工事が進められている。 (保母哲)

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