自民党新総裁に菅氏 「安倍首相の取り組み継承」 

2020年9月14日 22時02分
 

自民党総裁選を終え、安倍晋三首相(左)と手を取り合う菅義偉新総裁


 安倍晋三首相(自民党総裁)の後任を決める党総裁選は14日の両院議員総会で投開票され、新総裁に菅義偉官房長官を選出した。安倍政権の路線を引き継ぐか見直すかが事実上、最大の争点だった三つどもえの争いで、党は「継承」を選んだ。菅氏は16日召集の臨時国会で第99代首相に指名され、同日中に内閣を発足させる。(生島章弘)

◆「自助・共助・公助」

 菅氏は両院議員総会で「安倍首相の取り組みを継承し、進めていかないといけない。私にはその使命がある」と訴えた。「目指す社会像は『自助・共助・公助、そして絆』。国民から信頼される政府をつくりたい」とも述べた。
 その後の記者会見では、首相の関係者が優遇されるなど「政権の私物化」の疑いを持たれた森友・加計学園問題や桜を見る会を巡り「客観的におかしいと思ったことはただしていかないといけない。国民に丁寧に説明することも大事だ」と指摘した。

◆二階幹事長 続投へ

 首相がこだわった改憲については「憲法は(制定後)70年以上たち、現実にそぐわないこともたくさんあった。党は(改憲)4項目を決定しているので挑戦していきたい」と語った。自身が重視する政策としては「役所の縦割り、既得権益、先例主義を打倒し、規制改革をしっかり進めていきたい」と強調した。
 総裁選では主要5派閥の支持を取り付けたが、派閥に政策を左右される懸念について「派閥の弊害は全くない」と打ち消した。
 菅氏は15日に幹事長や政調会長ら党の主要役員を決め、新体制をスタートさせる。総裁選で自身を支持した二階俊博幹事長は続投させる方針を固めた。記者会見では、党幹部や閣僚には改革意欲の高い人材を充てる意向を表明した。
 菅氏は国会議員票では全体の7割を超える288票を獲得。都道府県連代表に3票ずつ割り当てられた地方票も過半数を大きく上回る89票と、石破茂元幹事長、岸田文雄政調会長の両候補を圧倒した。任期は、安倍氏の残りの期間の来年9月まで。

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