収穫期のナシ5000個盗難 神川や上里で 転売目的か 防災メールなどで注意喚起

2020年9月16日 07時13分

ナシが盗まれた畑を調べる警察官=神川町で(武内道直さん提供)

 神川町や上里町などで八月中旬以降、収穫期のナシ少なくとも五千個(約百二十万円相当)が盗まれていたことが、県警や両町への取材で分かった。県警は転売目的の可能性があるとみて、窃盗事件として捜査している。
 県警によると、被害届が出されているだけでも神川町三軒、上里町二軒、白岡市一軒の計六軒の農園で計約五千個が盗まれた。最も被害が大きい上里町の農園では、「豊水」二千個(五十万円相当)が被害に遭った。県警捜査三課は「ここまで大規模なナシの窃盗は過去にない」としている。
 神川町などによると、八月十九日から今月九日にかけて、被害届を出していない農家も含めて四軒で計三・三トンが盗まれた。他のナシ農家やブドウ農家からも「少し果実が減っている。盗まれたかもしれない」とか「見覚えのないスーパーの袋が落ちている」といった相談が寄せられている。
 また、上里町では今月上旬、ナシが土のう袋に詰め込まれた状態で畑に放置されていたほか、両町の被害に遭った畑には、心当たりのない群馬県藤岡市や伊勢崎市の家庭用ごみ袋が落ちていた所もあったという。
 相次ぐ被害を受けて県警はパトロールを強化。両町は町民向けの防災メールなどで注意喚起しており、県は果物農家を対象に、侵入防止用の柵やネット設置などを呼び掛けるパンフレットを配布している。(杉原雄介、浅野有紀)

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