船橋駅の銅像「さざんかさっちゃん」 駅にたたずみ40年、記念の手ぬぐい制作 市役所で贈呈式

2020年9月16日 07時13分

額装した記念の手ぬぐいを、松戸徹市長(左から2人目)ら5者の代表に贈る石神昭平さん(右端)ら=船橋市役所で

 船橋駅(船橋市)のコンコースにたたずむ銅像「さざんかさっちゃん」が、設置から四十年を迎え、記念の手ぬぐいの贈呈式が十五日、市役所であった。銅像は、児童の教育や福祉のための浄財を募るため市内の各種団体で組織した「さざんか募金運動推進協議会」が、活動のシンボルとして建立。手ぬぐいは同協議会元役員らが制作し、額装してこの日、活動に協力した船橋市など五者に贈った。(保母哲)
 駅改札前に置かれた銅像は、帽子をかぶった女の子「さざんかさっちゃん」が、少女に抱かれている様子を表現した。高さ約七十五センチで、台座は高さ約一メートル。市の木であるサザンカにちなんで制作された。
 当時、船橋青年会議所が創立十周年記念事業として「さざんか募金運動」を提唱。同協議会が発足し、一九八〇年七月に銅像を建立した。「さざんかさっちゃん教育基金」も設立された。市民から浄財を募ったコミュニティー・ファンド(地域基金)は国内で初だったという。

船橋駅コンコースに設置されている「さざんかさっちゃん像」=船橋市で

 記念の手ぬぐいを制作したのは、協議会初代会長の石神昭平さん(80)、初代事務局長の伊藤吉之助さん(76)ら。綿製で縦三十六センチ、横九十センチ。さっちゃんと弟の福太郎のイラストなどがあしらわれている。非売品。
 額装した手ぬぐいが贈られた五者は、船橋市と同市教育委員会、設置場所などを提供した東武鉄道と東武百貨店船橋店、船橋商工会議所。松戸徹市長は「多くの人の思いで募金活動がスタートし、その活動が引き継がれているのは素晴らしい」と協議会の活動をたたえた。
 石神さんは、活動を始めた船橋青年会議所理事長時代を振り返りながら「(自分は)当時からほぼ全盲だったが、無償の社会貢献活動として取り組んだ。この運動を始めて良かった」と話していた。

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