幻の沼田城に迫る 沼田市歴史資料館で発掘展示会が開催中 現場写真や絵図など60点

2020年9月16日 07時29分

沼田城の「正保城絵図」の原寸大複製=沼田市歴史資料館で

 沼田城の発掘調査の成果を紹介する「沼田城跡 発掘最前線−幻の城を掘る」が、沼田市歴史資料館(下之町)で開かれている。二十七日まで。
 沼田城は戦国時代末期に手中に収めた真田氏が改修し、慶長二(一五九七)年に五層の天守が完成。天和元(一六八一)年に真田氏は改易となったため、翌年に城は取り壊された。堀は埋められ石垣も崩された。
 会場には一九九七〜二〇〇〇、一五、一六、一九、二〇の各年度に実施された発掘調査の結果をまとめたパネルや現場の写真、図面など約六十点を展示。瓦などの出土物や天守推定復元図も出品されている。
 第四代の沼田藩主真田信政が正保二(一六四五)年に幕府に提出した城の絵図(国重要文化財)の原寸大複製も展示。天守や三層の巽櫓(たつみやぐら)などが描かれ、石垣の高さや堀の深さまで書き込まれている。
 観覧料は二百二十円、中学生以下無料。水曜と二十四、二十五日は休館。
 二十七日午後一時から、テラス沼田のWaltzホールで特別講演会が行われる。市文化財保護課が発掘成果を報告し、駿河台大の黒田基樹教授が「沼田城主 真田信之」と題して講演する。無料。予約は不要で、定員百人の先着順。当日の午前九時半から、同ホール入り口で整理券を配る。(渡辺隆治)

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