カスリーン台風の記憶、語り継ぐ 足利市岩井町の渡良瀬川堤防で慰霊祭

2020年9月16日 07時28分

カスリーン台風の慰霊碑の前で手を合わせる参列者ら=足利市で

 関東で約千百人が亡くなるなどの被害をもたらした一九四七年九月のカスリーン台風の犠牲者を悼む慰霊祭が十五日、足利市岩井町の渡良瀬川堤防で営まれた。
 遺族や地元住民でつくる慰霊碑保存協議会が主催し、和泉聡市長ら約二十人が参列。源田晃澄(こうちょう)住職らが犠牲者一人一人の名前を読み上げて読経し、冥福を祈った。源田住職は講話で、市民に犠牲者が出た昨年十月の台風19号に触れ、「思いやりの心を持ってしっかり生きることが大切」と呼びかけていた。
 参列者で近くに住む菅井和江さん(80)はカスリーン台風で実母を亡くしたという。「台風体験者が高齢化して参列する人も減ってきたのは残念。市民から記憶が薄れないよう語り継いでいきたい」と話していた。(梅村武史)

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