菅内閣が発足 桜は中止、森友は再調査せず

2020年9月16日 21時29分

衆院本会議で第99代首相に指名され、起立する自民党の菅総裁。左は安倍首相


 自民党の菅義偉総裁(71)は16日午後、衆参両院本会議での首相指名選挙で第99代首相に選出された。首相交代は2012年12月以来7年8カ月ぶり。菅首相は皇居での首相任命式と閣僚認証式を経て、公明党との連立による菅内閣を発足させた。菅首相は記者会見し、安倍政権の取り組みを評価して「しっかり継承し、前に進めていくことが私に課せられた使命だ」と訴えた。(清水俊介)

◆「縦割り110番」の設置検討

 菅首相は「私が目指す社会像は自助、共助、公助、そして絆だ」と「自助」を重視する考えを強調した。安倍晋三前首相の私物化が批判された「桜を見る会」は来年度以降、中止する考えを表明。森友問題に関しては、再調査は必要ないとの認識を重ねて示した。
 経済政策は「アベノミクスを継承して一層の改革を進める」と主張。規制改革の一環として「縦割り110番」の設置を検討すると明らかにした。

◆閣僚ポストは派閥勢力通りに

 閣僚人事は派閥の推薦を受けない方針を示していたが、党内全7派閥の勢力に応じてポストを配分。前内閣から8人を再任、ポストを変えて引き続き閣内にとどまるのが3人で、安倍政治の継承が鮮明になった。
 16日召集の臨時国会の会期は18日までの3日間で、実質的な審議は行わない。衆院議員の任期は来年10月21日までで、菅首相在任中に衆院解散・総選挙となる可能性が高い。自民党内には、新政権発足直後の支持率上昇を見込んで早期解散論が出ており、早ければ10月の総選挙の実施も指摘されている。

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